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【実験結果②】紅茶で納豆や豚骨ラーメンの臭いを軽減できるか?

納豆や豚骨ラーメンに含まれる成分、イソ吉草酸が紅茶により低減されました ~紅茶と暮らし研究所実験結果(2014.3月実施)~

【実験結果②】紅茶で納豆や豚骨ラーメンの臭いを軽減できるか?

紅茶によるイソ吉草酸の消臭効果

「イソ吉草(きっそう)酸」は、納豆や豚骨ラーメンなどに含まれている成分です。この実験では、容器に水、紅茶、緑茶、ミルクティーそれぞれを入れて、「イソ吉草酸」を加え37℃で10分間撹拌しました。 ここから揮発してきた「イソ吉草酸」を機器分析した結果、水を100%としたときと比較し、水→紅茶→緑茶→ミルクティーの順で「イソ吉草酸」の揮発成分が減少しました。

図3:紅茶によるイソ吉草酸の消臭効果
図3:紅茶によるイソ吉草酸の消臭効果

次に同じ条件で、水、紅茶、緑茶で臭い官能を行いました。
ここでは、緑茶に比べて紅茶の方が、臭いの感じ方が少ないという結果となりました。機器分析とは結果が逆転しているわけですが、これは紅茶の香りによるマスキング効果が寄与していると思われます。

図4:イソ吉草酸の消臭効果
図4:イソ吉草酸の消臭効果
オピニオンコメント ミルクティーで消臭効果がアップ

岩渕 博史先生(神奈川歯科大学病院  口腔外科)
「機器分析では、ミルクティーを使うとイソ吉草酸の消臭効果が高くなるというのはとても興味深い結果ですね。紅茶に含まれるフラボノイドの消臭効果が寄与していると思いますが、そこにミルクを加えることで何らかの作用がプラスされたということになります。この消臭効果は、香りによる「マスキング効果」ではなく、原因となる成分が実際に減少しているため、消臭効果がある程度持続する可能性があります。食後の飲料をうまく選択すれば、ピンポイントで口臭を抑える効果が期待できる可能性がありますね」

【実験結果③】紅茶でニンニクの臭いは軽減できるか?

ニンニクの臭い成分であるメチルメルカプタンが紅茶によって抑制されました ~紅茶と暮らし研究所実験結果(2014.3月実施)~

【実験結果③】紅茶でニンニクの臭いは軽減できるか?

紅茶によるメチルメルカプタンの消臭効果

この実験では、ニンニクの臭いの成分である「メチルメルカプタン」に対する消臭効果についての機器分析を水、緑茶、紅茶を用いて行いました。その結果、水を100%とした場合、緑茶は90%、紅茶で85%となりました。緑茶、紅茶ともに消臭効果はあるものの、その差はあまり大きくなかったことがわかります。

図5:紅茶によるメチルメルカプタンの消臭効果
図5:紅茶によるメチルメルカプタンの消臭効果

一方、臭い官能でも、紅茶の方が緑茶より消臭効果が高いという結果になりましたが、その差は比率でみると機器分析より大きくなりました。これは、実際の「メチルメルカプタン」の減少量の差はわずかでも、人間はその差に敏感に反応していることがわかります。特に紅茶の場合は、その香りによるマスキング効果がこの結果に関係していると考えられます。

図6:メチルメルカプタンの消臭効果
図6:メチルメルカプタンの消臭効果
オピニオンコメント メチルメルカプタンは歯周病でも発生すると臭い

岩渕 博史先生(神奈川歯科大学病院  口腔外科)
「ニンニクの臭い成分である「メチルメルカプタン」は、揮発性硫化物のひとつで、歯周病が原因の口臭で多く発生するといわれています。この成分を抑えることができるということは、紅茶を口に含むことで、歯周病による口臭も抑制する効果が期待できる可能性がありそうです。しかし、機器分析による消臭効果はわずかですので、今後の研究の発展を注目して見守りたいと思います」

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