[ページの先頭です。]

ページ内を移動するためのリンクです。

【実験①~③】食べ物からくる「外来性」の口臭を、紅茶でどのくらい軽減できるか?

【実験①~③】ビジネスシーンで気になる昼食後の口臭

歯磨きやガムを噛むのがはばかられるビジネスパーソンに吉報!

仕事をする上で、おいしいものや精力のつくものを食べたい。しかし、これらからくる「外来性」の口臭は非常に気になりがち、ということもわかってきました。このような口臭の対策としては、歯磨きが最も効果的な方法です。しかし、外回り等で歯が磨けない時はどうしたらよいのでしょうか。一般的にはガムを噛むのが有効といわれます。ガムによってプラーク(歯垢)が落ちたり、唾液が分泌されることで汚れが落ちたりします。また、消臭成分が含まれていたり、香りが強い成分によるマスキング効果も期待できます。しかし、ビジネスシーンでガムを噛むのは気が引けるもの。そのようなときは、紅茶などの飲料を飲むことも効果的といわれていますが、今までそれを実証した実験はあまりありませんでした。今回は、食べ物に含まれる、主な臭いの元成分に対する紅茶の消臭効果について実験してみました。(ただし、今回の結果は、実験的環境下で得られたもので、実際の口臭に対する効果を保証したものではありません)

【実験結果①】紅茶で魚料理の臭いは軽減できるか?

魚料理に起因する臭い成分、トリメチルアミンに対する紅茶の消臭効果を確認 ~紅茶と暮らし研究所実験結果(2014.3月実施)~

紅茶によるトリメチルアミンの消臭効果!

「トリメチルアミン」とは、干物やイカ塩辛、いわしの粕漬けのような、臭みの強い魚料理などに多く含まれている成分です。紅茶と水それぞれの入った容器に、この「魚臭み成分」を入れ、人間の口中に近い温度の37℃で10分間撹拌。揮発してきた「トリメチルアミン」を機器分析しました。その結果「トリメチルアミン」の分析量は水の場合を100%とすると、紅茶の場合は10%以下まで減少しました(なお、緑茶でも同様の分析をした結果、紅茶をやや上回る効果となりました)。

図1:紅茶によるトリメチルアミンの消臭効果
図1:紅茶によるトリメチルアミンの消臭効果

次に人間の嗅覚による臭い官能(官能試験)を行いました。機器分析と同様に、37℃で10分間撹拌した後に揮発してくる成分の臭いをかぎ、水を5点として評点をつけました。 結果は、やはり紅茶で消臭効果が確認されました。しかもこの場合は、緑茶よりも紅茶の方が消臭効果が高いという結果も出ています。これは、紅茶が持つ多様な香りにより、生臭さが感じにくくなるマスキング効果が寄与しているものと考えることができます。

図2:トリメチルアミンの消臭効果
図2:トリメチルアミンの消臭効果
オピニオンコメント フラボノイドの効果を実証

岩渕 博史先生(神奈川歯科大学病院  口腔外科)
「トリメチルアミンに対するフラボノイドの消臭効果は以前からよく知られています。フラボノイドを含む紅茶でトリメチルアミンによる臭いを消臭できるのは、これまでの通説を実証したことになります。フラボノイド自体は、緑茶などにも入っているのですが、紅茶の方が官能試験で結果が良かったというのは新鮮な結果であるといえるのではないでしょうか」

ページトップへ

[ここからフッタです。]

先頭へジャンプ